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墨田区北斎館(仮称)基本設計プロポーザル
浮世絵はとても脆弱な作品で、保存のためには温湿度、光の管理にとても気をつけなくてはならない。次の世代にこの浮世絵を繋いでいくためには、美術館自体が完全な環境管理をする保管庫である必要がある。展示室にガラス開口を設けることはできない。 特に借り受けてくる作品を展示する企画展示室は厳重な保管庫としての性能を要求される。そのため、通常の作品展示をする常設展示は高度な複製技術で造られたレプリカとなる。この常設展示室は保存のための温湿度、光の管理は必要が無くなるのだ。この空気環境の差異を利用して、建物の構成は入れ子のような構成で、閉じた企画展示室をくるむように緩衝領域として常設展示室を設けた。 この空気環境の緩い常設展示室には、作品展示という機能を越えて、小学校の移動教室、アートNPOの活動など地域社会に貢献する機能を想定した。ここでは美術館という箱物行政の枠を飛び越える新しい社会装置を提案しようと考えていた。


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