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HYPERMIX HP
kyonan
現代の都市に用意される住宅は,家族というユニットに対応するものとされ,互いの区画が守られる.都市空間では人びとは区分され切り分けられている.共同住宅では働く場所を設けることが禁じられているから,日中そこには誰も居ない.逆に,オフィスビルは夜間と休日は使われない.人びとの生活は時間,空間においてシームレスに連続しているにもかかわらず,生活の現場である都市空間では切り刻まれている.人びとはそんな抑圧を潜在的に抱えている.しかし近代以前では当たり前であった混在モデルは,高度に進行した資本主義社会のなかで再び支持される可能性がある.この建築は現代の制度では想定していない新しい混在モデルの空間を実現している。この建物に組み込んだ多様な共用空間を介して、この建物を日常的に使う人々は選択性のある人間関係をつくっており、そこに柔らかい共同体が生まれる可能性を感じている。
構造形式を中間免震層の上下で大きく変えている。地下1階、1階、2階の地表に接続する下部は、商業など不特定多数に向けた都市的プログラムに対応する大きな空間の構造形式とし、スパン10mほどのスーパーフレームで柱梁断面は大きい。中間免震層の上部は人間の身体スケールに対応する小断面ラーメン構造としている。そこは大きな共用空間と10数名の居住者と就業者の職住混在する部屋で構成している。


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