都市のエージェントはだれなのか
近世/近代/現代 パリ/ニューヨーク/東京

TOTO建築叢書6

著者=北山 恒

発行年月=2015年8月
体裁=四六判(128×188mm)、並製、212頁
ISBN=978-4-88706-352-5

ブックデザイン=中島英樹(中島デザイン)

 

 

目次はじめに第Ⅰ部 都市のエージェントはだれなのか1 近代の黎明
 都市空間という規範
 都市という概念
 近代という規範
 ヨーロッパ文明の覇権

2 ヴェネチア・ビエンナーレⅫから
 都市の公共空間は、人びとを抑圧する権力装置である
 19世紀のパリと20世紀のニューヨーク
 21世紀初頭の東京

3 19世紀のパリ
 階級闘争の都市
 パリは人びとを抑圧する
 19世紀都市のオルタナティブ

4 20世紀のニューヨーク
 資本主義の運動装置
 オフィスビルという建築類型
 現代都市がつくる日常生活
 「マンハッタン・グリッド」というゲーム盤
 「ゾーニング法」というルール
 資本主義がつくる都市
 「近代の吸収」とそれ以降

5 そして東京
 ボイドを含む庭園都市
 1923年の関東大震災
 1945年の東京大空襲
 進駐軍ハウスというプレゼンテーション
 更新する都市モデル
 偏在する多中心都市

6 近代の黄昏
 提案された理念都市モデル
 1968年という切断面
 1989年という切断面
 マーケットとコモンの抗争
 情報の民主化、経済の民主化、そして空間の民主化
 「 新しい人びと」の登場
 3.11を経験してわかったこと


第Ⅱ部 新しいタイポロジーのスタディ 人間の集合形式
 都市への作法
 街への作法
 機能の分断と混在
 視線の遮断と交錯
 新しい中間集団の創造
 都市のリサイクル
 新しい世界実在のために
あとがき

定価1,650円(本体1,500円+税10%)

 

 

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