photo by Satoshi Asakawa

Michi-no-eki Hota Shogakko

鋸南町都市交流施設・道の駅 保田小学校

建築:architecture WORKSHOP / 北山恒・諸橋奈緒・友杉明香

   (共同設計)NASCA、設計組織ADH、空間研究所

構造:オーク構造設計、江尻建築構造設計事務所

設備:設備計画

環境アドバイザー:東京大学生産技術研究所馬郡研究室

植栽園芸アドバイザー:アッシュガーデン

施工:東海建設

 


 

南房総の鋸南町にある廃校となった小学校を都市交流施設にコンバージョンするプロジェクト。

改修前(既存校舎) photo by NASA

道の駅にコンバージョン  photo by Satoshi Asakawa

4事務所の設計共同体で参加したプロポーザルである。道の駅としての機能に加えてアグリツーリズムや二拠点居住を誘導する宿泊施設を備えた施設とすることを提案した。

実施では旧校舎1階を改修した公共スペース(情報ラウンジ・こどもひろば・ギャラリー)と、旧校舎前面に増築した長さ70mほどの「まちの縁側」と呼ぶ半戸外の緩衝領域を担当した。1階は店舗群の前のポルティコのような空間、2階は宿泊室前の広縁のような空間で、蓄熱型白黒樹脂パネルや熱の境界面をつくるテント、サーモコントロールするリターンダクトや有圧換気扇、キャノピーなどパッシブな環境装置を組み込んで、温暖な南房総の気候を楽しむ空間とした。

(北山恒)

photo by Satoshi Asakawa

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まちの縁側

photo by Satoshi Asakawa

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まちのコンシェルジュ

photo by Satoshi Asakawa

まちのギャラリー          下:こどもひろば

photo by Satoshi Asakawa

photo by Satoshi Asakawa

配置・1階平面図   2階平面図

冬季 photo by Satoshi Asakawa

夏季 photo by Satoshi Asakawa

まちの縁側 断面詳細

photo by architecture WORKSHOP

既存校舎

(まちの縁側が増築される前)

所在地  千葉県安房郡鋸南町保田724
主要用途 道の駅(飲食・物販・簡易宿泊・事務所・公衆便所・公衆浴場等)

敷地面積 14,235.50 m2
建築面積 2,660.14 m2
延床面積 3,486.73 m2
階数 地上2階 
構造 鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造

設計期間 2013年12月〜2015年02月
施工期間 2015年02月〜2015年11月


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