photo by DAICI ANO

Funabashi Mini-Housing Development

船橋のミニ戸建て開発 A・B棟

建築:architecture WORKSHOP / 北山恒・濱名直子(A棟)・工藤徹(B棟)

構造:江尻建築構造設計事務所

施工:阿部建設

 


 

配置図

土木資材でつくるパブリックなピロティ

150坪ほどの一宅地を、「つっこみ道路」を入れて5つに区画して「建て売り住宅」をつくるといういわゆる「ミニ開発」である。5区画のうち、2区画を篠原聡子さんが担当し、2区画を私たちが担当した。篠原さんとは敷地境界を消し、「つっこみ道路」も含めたパブリックな公園の中に点在する小さな建物群というイメージからスタートした。細分化されるボリュームを、光や風の抜ける隙間の多いポーラスな集合形式と考えた。通常は私有化され生活の滲みだしによって占拠される建物周囲の隙間をパブリックな空間とすれば、抜けの多い公園的な空間となるように思えた。

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「建て売り住宅」に要求される厳しいコスト管理と工期の短縮から、「4個のL形擁壁」と「木製のボックス」と「空中パティオ」という構成のルールを決め、2棟のバリエーションを完成させた。1階部分を既製品の土木用L形擁壁を用いたピロティとし、生活に対応する空間を4個のL形擁壁によって持ち上げられた木製のボックスのなかに収容し、そのボックスの中央にはボックス内の気候環境を整えるために空中パティオのような外部空間が組み込まれる。

A棟断面図

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1階のピロティの部分は玄関の三和土や農家の土間のようにパブリックに属するものとしている。

(北山恒)

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所在地  千葉県

用途   住宅

 


敷地面積 [A] 69.19m2    [B] 91.05m2

建築面積 [A] 40.99m2    [B] 38.71m2

延床面積 [A] 99.34m2    [B] 99.95m2

階数   地上3階 

構造   壁式プレキャスト鉄筋コンクリート造 + 木造

竣工   2003年12月

 

千葉県建築文化奨励賞

 


掲載 新建築創刊85周年記念 住宅10年 2010/12臨時増刊
   建築技術 2006/12
   TOTO通信 2005/新春号
   新建築 2004年8月号
   TITLE 2004/02
   NEW HOUSE 2004/01
   TOKYO BROS 2003/11

   ROOF DESIGN / daab, Germany 2007